まずはじめに自己紹介
私は社会福祉士である。
休職中の身ではあるが、研修やボランティアには積極的に参加し、自己研鑽に励んでいる。
というのも社会福祉士という資格においては社会福祉士及び介護福祉士法において自己研鑽が義務となっているのだ。
そうでなくとも私は勉強が好きな、社会人としては変わり者かもしれない。
そして私は人助けも好きな人間である。
いわゆるお節介者だ。
というのも母曰く、私はタッチパネルの会計でもたついている人がいたら手助けをしていたらしい。
全く記憶にない。
しかし母は認知症ではないので確かなのだろう。
むしろ私の記憶力が心配ではあるが、それくらい無意識に人助けをするのが性分なのだ。
心の折れた社会福祉士
私の心は2024年中ごろに完全に折れ、重度の不眠症と戦っている。
処方された睡眠薬を飲んでも眠れない。
眠いのに眠れない。
若いころは徹夜で遊んだりもしたが、大人になってからはこれがなかなかにつらい。
そして私の身体と心はついにギブアップしたのだ。
原因は身内
社会福祉士とは福祉の専門職であり、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の三福祉士の中では最上位と言われている。
まぁ私個人の見解だと介護福祉士の方々の素晴らしさには敵わないとは思っているが。
そんな社会福祉士は名称独占の資格であるため、基本的には無資格でも業務ができる。
これが実に厄介なのだ。
専門家でもなく、職能団体で研鑽するわけでもない『自称福祉の専門家』と一緒に仕事をしなければならないのは意外と大変だ。
想像してみてほしい。
アナタはプロの野球のキャッチャー。
草野球をしていて相手は自称プロ並みのピッチャー。
試合に負けて相手はこういう
「君はプロのキャッチャーかもしれないが練習が足りない」「もう少し臨機応変にできないのか?」「キミは専門家かもしれないが私はこの道は長い。プロにはなったことはないが間違いなく私は野球のプロなのだ」
これが福祉の現場ではよくあるのだ。
ここまではなんとか我慢してたが私の心が壊れた事件がいよいよ発生した。
その町内会に引っ越すなら仕事を辞めてもらう
皆さんはそんなこと言われたことありますか?
私は本当に言われました。
まさか従業員の住む場所について上司という権力を振りかざし、自分の気に入らない地域に引っ越すのであれば辞めろというのだ。
そしてその地域がダメな理由としては『キチ〇イがいて、最終的に俺に迷惑がかかるから』である。
自称福祉の専門家がそんなことをよく言えたもんである。
ちなみに地域によく足を運ぶ福祉のNPO法人であるが、ようするにその上司はその地域住民から信頼されていないのだ。
私もよく足を運ぶ地域であったが、私に対して特に問題はなかった。
だからこそ引っ越しを決めたのだ。
ここでは割愛するが、2024年前半は公私含めてさまざまなことが起き、私の心は疲弊していた。
引っ越しが完了すれば一通りの問題は解決し、安寧が手に入るはずだった。
しかしその希望は身内によって破壊され、私の心は壊れてしまった。
本当の原因は失望
ここまで書くと思い通りにならず、勝手にうつ病や不眠症になったメンタルよわよわなおっさんに見えるかもしれない。
当初はなにも考えることができず、精神科で大量に処方される副作用に苦しむ日々を送っていた。
なんなら今でも眠れてはいない。
しかし、お医者様の治療と医薬品でなんとか生活を送れている。
さて、なぜ私はこんなことになったのか。
それは失望である。
福祉の資格を持っていない上司ではあるが、NPO法人の代表でもあり行政職員からは「第二の社会福祉協議会」などと言われるほど信頼されている。
私もその時までは無資格ながらも尊敬はしていた。
ダブルスタンダードな行動が多かったが、臨機応変だと思い飲み込んでいた。
しかしそこで気が付くべきだったのかもしれない。
その上司は人助けをしていたのではなく、そんな自分に酔いしれていただけだったのだ。
~つづく~